AGA治療をするためには男性型脱毛症の原因について知る必要があります。一般的には不摂生や遺伝などによって髪の毛が薄くなると考えられているのですが、直接の原因は男性ホルモンの中の毛根の成長を阻害してしまう物質です。この物質の働きを抑制すると薄毛を防ぐことができるので、AGA治療は基本的には男性ホルモンの中のこの物質の働きを抑制する薬を処方することです。AGA治療に用いられている薬としてはミノキシジルとプロペシアがありますが、ミノキシジルは頭皮の血行を良くすることで髪の毛が健康に成長するようにする作用のある薬で、朝と夜に使用する必要があります。
飲み薬と頭皮に直接スプレーするタイプがありますが、AGAの専門クリニックなどでは飲み薬が処方されるのが一般的です。プロペシアは直接の原因となる男性ホルモンの分泌を抑制する薬なので効果が一番高いとされています。この薬は最低でも半年以上の服用が必要となるので、経過を見ながら続けていく必要があります。半年間で効果が出ない場合にはミノキシジルなどを使った治療に切り替えることがありますが、ほとんどの場合はプロペシアで効果を実感することができるので、その場合には1年から4年程度この薬を飲み続けることになります。
プロペシアは服用を中止すると効果もなくなるので、もう一度薄毛の進行が始まってしまうので、薄毛の進行を食い止めたとしても投薬を中止することはできません。